今月の主題 水電解質と酸塩基平衡
水電解質異常の臨床—アプローチと症候治療
高K血症
木野内 喬
1
1帝京大学医学部・臨床病理
pp.818-820
発行日 1986年5月10日
Published Date 1986/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220352
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通常,血清K濃度が5.5mEq/lを超すと高K血症という.高K血症の成因は,①K負荷量の増加もしくは排泄量の減少による体内K量の増大,②細胞内より細胞外へのK移送の増大,に大別される.
血清K濃度の急激な上昇はしばしば致死的なので,原因を適切に診断し,可及的速やかに治療する必要がある.
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