特集 骨髄腫と類縁疾患―全身をみわたす診断・治療
特殊な病型の骨髄腫の治療
孤立性形質細胞腫
小杉 浩史
1
1大垣市民病院 血液内科
キーワード:
多発性骨髄腫
,
孤立性形質細胞腫
,
IMWG2014分類
Keyword:
多発性骨髄腫
,
孤立性形質細胞腫
,
IMWG2014分類
pp.729-731
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika130_729
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Summary
▪孤立性形質細胞腫は,骨髄のクローン性形質細胞の有無により,孤立性形質細胞腫と最小骨髄病変を伴う孤立性形質細胞腫に分けられる.
▪骨髄に10%以上のクローン性形質細胞を認める場合は,多発性骨髄腫(MM)の診断となる.
▪局所放射線療法を選択するが,良質な前方向臨床試験がまだ乏しく,層別化治療や化学療法の役割はいまだ十分に検討されていないため,臨床試験による治療研究が必要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2022