特集 骨髄腫と類縁疾患―全身をみわたす診断・治療
特殊な病型の骨髄腫の治療
形質細胞性白血病
竹迫 直樹
1
1練馬光が丘病院 血液内科
キーワード:
原発性形質細胞性白血病(pPCL)
,
自家造血幹細胞移植(ASCT)
,
KRd療法
Keyword:
原発性形質細胞性白血病(pPCL)
,
自家造血幹細胞移植(ASCT)
,
KRd療法
pp.733-736
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika130_733
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Summary
▪形質細胞性白血病(PCL)はうまく治療を行ってもきわめて予後がわるい.
▪細胞遺伝学的異常が多くみられること,髄外腫瘤形成が多いことも予後不良の因子と考えられる.
▪自家造血幹細胞移植(ASCT)や同種造血幹細胞移植(SCT)を行うことも多いが,それでも予後の改善を得ることは難しい.
▪今後,抗体薬やキメラ抗原受容体導入T細胞(CAR-T)療法などの組み合わせが期待される.
© Nankodo Co., Ltd., 2022