特集 どうする!? 突然の感染症対応―外来患者も入院患者も
専門医が行う感染症マネジメント
外科医が行う外科的感染症マネジメント
畑 啓昭
1
,
出川 佳奈子
1
,
末永 尚浩
1
,
佐治 雅史
2
1京都医療センター 外科
2京都医療センター 救命科
キーワード:
感染症
,
ドレナージ
,
腹膜炎
,
外科的マネジメント
Keyword:
感染症
,
ドレナージ
,
腹膜炎
,
外科的マネジメント
pp.1103-1105
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika130_1103
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Summary
▪外科医が行う感染症マネジメントの基本は,感染源のコントロールとドレナージである.
▪便汁性の腹膜炎や壊死性筋膜炎は,頻度は低いが緊急で手術が必要な疾患である.
▪膿瘍を形成した複雑性虫垂炎や限局している憩室炎では,保存治療も選択肢となっている.
▪胆囊炎は外科的マネジメントが第一選択であるが,胆管炎は内科的ドレナージが第一選択となるため,鑑別を行うことが重要である.
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