特集 “認知症+併存疾患” アプローチの最前線
代表的な認知症
Lewy小体型認知症
阿部 紀絵
1
,
千葉 悠平
2
,
小田原 俊成
3
1横浜市立大学医学部附属病院 緩和医療科
2積愛会横浜舞岡病院
3横浜市立大学 保健管理センター
キーワード:
Lewy小体型認知症(DLB)
,
prodromal DLB
,
中核的臨床的特徴
,
指標的バイオマーカー
Keyword:
Lewy小体型認知症(DLB)
,
prodromal DLB
,
中核的臨床的特徴
,
指標的バイオマーカー
pp.1265-1268
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika129_1265
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Summary
▪Lewy小体型認知症(DLB)は幻視,パーキンソニズム,認知機能の変動性,レム睡眠行動障害(RBD)を臨床的特徴とする認知症である.
▪臨床経過が多様であり,初期には見逃されていることも多い.
▪DLBを疑った場合は,積極的に検査を行い,診断することが重要である.
▪RBD,せん妄,抑うつ状態や幻覚・妄想などの精神症状が,DLBの前駆・初期症状であることがある.
© Nankodo Co., Ltd., 2022