特集1 画像診断医に求められる認知症診断のminimum requirements−疾患修飾薬の到来を見越して−
[各論]
Lewy小体病−Lewy小体型認知症における画像診断の役割−
乾 好貴
1
,
外山 宏
1
1藤田医科大学 放射線科
キーワード:
Lewy小体型認知症(dementia with Lewy bodies;DLB)
,
画像バイオマーカー(imaging biomarkers)
,
前駆期DLB(prodromal DLB)
Keyword:
Lewy小体型認知症(dementia with Lewy bodies;DLB)
,
画像バイオマーカー(imaging biomarkers)
,
前駆期DLB(prodromal DLB)
pp.916-921
発行日 2023年8月26日
Published Date 2023/8/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000001378
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Lewy小体型認知症(DLB)はAlzheimer病(AD)に次いで頻度の高い変性性認知症であり,疾患修飾薬の登場により,今後ADとの正確な鑑別が要求されることが予測される。2017年に改訂された『DLB臨床診断基準』では,線条体におけるドパミントランスポーター(DAT)の取り込み低下や,MIBG心筋シンチグラフィでの取り込み低下,後頭葉の血流/糖代謝の低下などの画像的特徴が含まれている。本稿では,DLBにおける画像診断バイオマーカーの特徴を中心に解説する。
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