特集 内科疾患の診断基準・病型分類・重症度
第2章 消化器
炎症性腸疾患
長沼 誠
1
1関西医科大学消化器肝臓内科
pp.566-568
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_566
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潰瘍性大腸炎およびCrohn病は慢性に炎症をきたし,再燃と寛解を繰り返す炎症性腸疾患である.両疾患ともに国の難病に指定されており,厚生労働省難治性疾患等政策研究事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」班により診断基準・治療指針(以下,「潰瘍性大腸炎診断基準」)が作成されている.本稿では研究班の作成した診断基準,病型,重症度を中心に,海外で頻用されている分類なども含めて概説する.
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