特集 いま知っておきたい! 内科最新トピックス
第9章 内分泌
褐色細胞腫・パラガングリオーマ診療ガイドライン改訂のポイント
藤田 恵
1
1東京大学医学部附属病院腎臓・内分泌内科
キーワード:
褐色細胞腫
,
パラガングリオーマ
,
2017年WHO内分泌腫瘍分類
Keyword:
褐色細胞腫
,
パラガングリオーマ
,
2017年WHO内分泌腫瘍分類
pp.586-590
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika126_586
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Summary
・褐色細胞腫・パラガングリオーマは副腎髄質または傍神経節のクロム親和性細胞から発生するカテコラミン産生腫瘍で,前者を褐色細胞腫(PCC),後者をパラガングリオーマ(PGL),総称してPPGLとよぶ.
・2017年にWHOが発表した内分泌腫瘍分類では,すべてのPPGLは転移の可能性のある悪性腫瘍と定義づけられ,適切な診断治療と経過観察が求められる.
・2018年に「褐色細胞腫・パラガングリオーマ診療ガイドライン2018」が刊行された1).
© Nankodo Co., Ltd., 2020