特集 喘息とCOPD
検 査
画像検査
-胸部単純X線とCTを中心に
中野 恭幸
1
,
山口 将史
1
,
吉橋 彩子
2
,
小川 惠美子
1,3
1滋賀医科大学呼吸器内科
2豊郷病院呼吸器内科
3滋賀医科大学保健管理センター
キーワード:
慢性閉塞性肺疾患
,
気管支喘息
,
画像検査
,
定量的画像解析
Keyword:
慢性閉塞性肺疾患
,
気管支喘息
,
画像検査
,
定量的画像解析
pp.1305-1309
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika125_1305
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Summary
▪画像検査のみで慢性閉塞性肺疾患(COPD)を診断することはできない.
▪COPDの胸部単純X線像で最も特徴的なのは,横隔膜の低位・平坦化である.
▪COPDの胸部CT検査では気腫性病変と気道病変に加え,血管の状態も評価することができる.
▪COPDの胸部CT検査データを用いた定量的画像解析が広く行われている.
▪喘息の胸部単純X線像では,気道壁の肥厚や換気の不均衡を表すモザイクパターンがみられることがある.
▪喘息の胸部CT画像では,気管支壁の肥厚や気管支内腔の狭小化などがみられる.
© Nankodo Co., Ltd., 2020