特集 輸血2018―限りある資源を安全に,有効に活用するために
輸血に伴う遅発性の有害事象
輸血感染症
古居 保美
1
Yasumi FURUI
1
1日本赤十字社血液事業本部
キーワード:
個別NAT
,
ウインドウ期
,
遡及調査
Keyword:
個別NAT
,
ウインドウ期
,
遡及調査
pp.793-797
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_793
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Summary
▪輸血用血液製剤の安全対策の充実により,HBVやHCVによる輸血後肝炎の発生は限りなくゼロに近くなった.
▪HEVやシャーガス病などの新興・再興感染症などが新たな脅威となっている.
▪輸血用血液製剤は,患者が輸血によって受ける利益とリスクを考慮したうえで,適正に使用することが重要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2018