特集 もっとうまくいく! 病診連携の「伝え方」―わかりやすく伝えるための診療情報提供書作成のコツ
第Ⅲ章 医療連携Q&A
B.診療上のギモン
9.CKD患者さんを診療するとき,薬の量を減らすべきかどうかわかりません.専門医にお任せしたほうがよいでしょうか?
青山 功
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1JCHO中京病院腎臓内科
pp.688-688
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_688
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結論からいうと,慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)患者さんへの投薬でお困りの際には,遠慮なく腎臓専門医や薬剤師にご相談いただければと思う.腎機能の低下したCKDにおいて,腎排泄性薬剤は排泄が遅延し血中濃度が高くなり,薬効の増強や副作用の発現のリスクが高くなる.そのため,腎機能に応じて1日投与量を減量するか,投与間隔を延長することが必要となる.
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