特集 もっとうまくいく! 病診連携の「伝え方」―わかりやすく伝えるための診療情報提供書作成のコツ
第Ⅱ章 <診療科別>コンサルトのポイント
E.脳神経内科へコンサルト
4.てんかん
宇佐美 清英
1
,
松本 理器
2
1大津赤十字病院脳神経内科
2京都大学医学部脳神経内科
pp.573-575
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_573
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てんかんとは,「てんかん性発作を引き起こす持続性素因を特徴とする脳の障害」であり,慢性の脳の病気で,大脳の神経細胞が過剰に興奮するために,脳の発作性の症状が反復性に起こる.発作は突然に起こり,普通とは異なる身体症状や意識,運動および感覚の変化などが生じる1).本症例はいわゆるけいれん発作とは異なるが,上記のてんかん発作の定義に当てはまると考えられる.
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