特集 もっとうまくいく! 病診連携の「伝え方」―わかりやすく伝えるための診療情報提供書作成のコツ
第Ⅱ章 <診療科別>コンサルトのポイント
A.総合診療科へコンサルト
13.多彩な訴え
國松 淳和
1
1永生会南多摩病院総合内科
pp.502-504
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_502
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「疑い病名→以後の診断・治療をお願いします」という紹介ではなく,本症例のような「よくわからないので診断についてよろしくお願いします」といった依頼を受けることは,総合病院の総合内科医としては非常に多い.事実上の「お手上げ」,すなわち診断・精査だけでなく以後の診療の継続を依頼されることも少なくない.診断がつかない,原因が不明といった様相は,医師だけの問題とならず,医師の戸惑いが患者や患者の家族にも憑依し,信頼関係が揺らぎ問題解決をさらに遠のかせる.
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