講座
患者の訴え—舌に関する訴え
山形 敞一
1
1東北大学医学部黒川内科
pp.14-17
発行日 1953年9月15日
Published Date 1953/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909400
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まえがき
舌の變化は脈搏の變化と並んで昔から病氣の診斷,又は豫後の判定上きわめて重要視されてきたものである。殊に古くは舌所見が胃腸の消化機能と密接な關係にあると考えられて重要視されていたが,口腔の局所疾患との關連性を注目されてからその診斷的價値は幾分減少したかに見られている。しかしながら患者が舌の變化に氣付いて訴えることも少くはないものである。
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