Internal Medicine Volume 120, Issue 6 （December 2017）

臨床雑誌内科 120巻6号（2017年12月発行）

連載～キホンをシンプルに考える～体液・電解質・酸塩基平衡異常のとらえ方

第17回リン酸濃度異常時の診療―腎機能障害時以外にも血清Pの測定を安田隆 ^1,2 ¹吉祥寺あさひ病院 ²東京医科大学腎臓内科 pp.1355-1360

発行日 2017年12月1日 Published Date 2017/12/1

DOI https://doi.org/10.15106/j_naika120_1355

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Key Point

●低P血症は飢餓状態での栄養補給時やPTHなどのリン排泄促進因子作用増加時に多くみられる．

●アルコール症や糖尿病性ケトアシドーシス時には複合的な要因で低P血症を生じる．

●低P血症では併発する低Ca血症や低Mg血症の症状を伴うことが多い．

●高度の腎機能障害時および組織崩壊時には高P血症を疑い検査する．

●急性の高P血症では低Ca血症に注意が必要である．

基本情報

電子版ISSN 2432-9452 印刷版ISSN 0022-1961 南江堂

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