今月の主題 水電解質・酸塩基平衡の調節とその異常
血清Na濃度の調節とその異常
血清Na濃度異常による症状
小椋 陽介
1
1虎の門病院腎センター
pp.1844-1846
発行日 1994年9月10日
Published Date 1994/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902930
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ポイント
●Na・水は細胞外液の容量および浸透圧の調節に役立っている.
●血清Na濃度の異常は,血漿浸透圧の異常と細胞外液量の変化を伴う.
●血清Na濃度異常は,血漿浸透圧の高低による症状と細胞外液量の増減による症状が組み合わさってみられる.
●血漿浸透圧の高低による症状は中枢神経症状が主体で,細胞外液量の増減は溢水(浮腫)または脱水の症状である.
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