まい・てくにっく
Cone手術のコツ
新川 武史
1
,
猪飼 秋夫
2
1東京女子医科大学心臓血管外科
2静岡県立総合病院リサーチサポートセンター肺循環動態研究部
pp.996-997
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu77_996
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Cone手術は2004年にブラジル人外科医da Silvaが発表した三尖弁形成法であり,①可及的に多くの三尖弁組織(前尖・中隔尖・後尖)を右室壁から剝離し弁尖組織での円錐(cone)作成,②円周方向の右房化右室縫縮および弁輪縫縮による弁尖円錐に見合った弁輪再建,③弁尖円錐を再建した弁輪への再縫着からなる術式である.既存の術式より良好な成績を示し1),現在ではEbstein病に対する標準術式となった.術式の要点は成書に譲るが2),筆者が気をつけていることをいくつか述べる.
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