特集 活動期感染性心内膜炎の外科治療
特集「活動期感染性心内膜炎の外科治療」によせて
小野 稔
1
1東京大学心臓外科
pp.259
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu76_259
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活動期感染性心内膜炎(IE)の外科治療は,原則的に「コントロール困難な感染」,「内科治療が困難な心不全」,「塞栓症の危険性が高い疣贅」の3条件のいずれかを満たした場合に考慮することが一般的である.最近では,画像診断の進歩や手術技術の改良などによって,活動期IEの外科治療成績は飛躍的に向上してきた.その一方で治療のタイミングや手術手技については,いまだに結論が得られていない点も多く残されている.
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