連載 行ってきました! 海外留学 (最終回)
ドイツ ハノーバー医科大学・ハイデルベルグ大学・イエナ大学・デュッセルドルフ大学(その3)
紙谷 寛之
1
1旭川医科大学心臓大血管外科学分野
pp.470-471
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu72_470
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デュッセルドルフはドイツ北西部に位置する人口約60万人の商業都市である.ドイツにおける日本企業の拠点としても知られており,在留日本人は約6,000人と,ドイツの中でもっとも多い.日本食レストランなども多く,日本人にとっては非常に住みやすい都市である.デュッセルドルフ大学心臓血管外科はドイツで最初に開心術が行われた名門大学であり,日本人心臓外科医にとってはBad Oeyenhausenで長らく活躍され,その後日本大学の教授となられた南和友先生がドイツで最初に勤務された大学としても有名である.しかし,近年は臨床的にも学術的にもactivityがかなり落ちてきており,そのため過日の栄光を取り戻すべく,39歳と非常に若いLichtenberg教授を招聘したという経緯があった.
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