教室紹介
東京医科大学/関西医科大学
斉藤 常道
pp.1198-1199
発行日 1967年11月1日
Published Date 1967/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412200245
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教室の歴史
本校の始まりは他大学の創立と少しく異り,ある事件により当時の日本医専(現日本医大)の学生達が血書の盟約を行い幾多の努力を重ねながら大正5年5月16日に学生が日本医専総退学を決行して118日を経た9月11日に東京医学講習所として開設された特異な歴史をもつた学校であります。皮膚科教室の歴史も藤谷弥三郎教授を初代として昨年満50周年を迎えました。以後の歴代教授は2代上林豊明教授,3代小池正朝教授,4代広田康教授,5代中川清教授,6代北村包彦教授,7代小嶋理一教授であります。戦後昭和21年,中川教授の時代に東京医科大学となり医局員も次第にその数を増し,昭和31年には東日本連合地方会の主催校を引受け,更に北村教授,引続き小嶋教授と皮膚科学会の責任的地位にある両先生を迎える事によつて益々皮膚科教室は名実共に充実して参りました。又昭和36年北村教授の時代にアレルギー総会の主催校となり昭和38年御退任になり東京逓信病院長となられましたが本年再び今度は東京医科大学長に就任され,又小嶋教授も本年東京医科大学病院院長に就任され,大学のため,病院のため又皮膚科教室のため御活躍中であります。
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