特集 高齢者機能評価(GA・CGA)を活かした高齢がん患者のケア
高齢者機能評価を知ろう!
がん治療における高齢者機能評価を活かした栄養支援
胡谷 さやか
1
,
牧田 桜
2
,
水上 拓郎
3
Sayaka EBISUTANI
1
,
Sakura MAKITA
2
,
Takuro MIZUKAMI
3
1NTT東日本関東病院看護部(化学療法センター)/がん看護専門看護師
2NTT東日本関東病院看護部(9A病棟)
3NTT東日本関東病院腫瘍内科,化学療法センター
pp.27-31
発行日 2025年1月1日
Published Date 2025/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango30_27
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がん治療による栄養状態への影響
がん患者において低栄養は高頻度で認められ,低栄養はさらに代謝異常を背景とするがん悪液質へと移行する.がん治療が始まると有害事象により,食欲不振,低栄養,体重減少などがさらに生じやすくなる.栄養スクリーニングと栄養アセスメントを行い,低栄養およびがん悪液質のリスクがある患者に早期に栄養指導やアナモレリン投与を検討することで,QOLの向上や機能の維持,治療の継続につながる1)とされる.
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