連載 がん看護実践者としての私を誇りに思う ~ゆうがや会のこぼれ話~ 【3】
後進育成につなげるメモリアルカンファレンスの取り組み ~このかかわりでよかったよ~
中村 正子
1
,
安永 ちはる
2
1京都看護大学,愛知医科大学大学院医学研究科緩和・支持医療学
2愛知医科大学病院看護部
pp.104-109
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango29_104
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はじめに
大規模な病院では,がん終末期ケアの経験が浅い看護師が多く勤務しています.経験が浅くても,一人の専門職の看護師として,ケアを担当します.コロナ禍の影響により,現在も面会者の制限がされているなか,がん終末期ケアについて「これでよかったのか?」と,自分のケアに対して疑問を抱いている経験の浅い看護師や若手の看護師は,多くいます.
その自分自身への問いかけは,中堅やベテランのスタッフでも,同じように抱いていると思います.そのような気持ちをメモリアル(デス)カンファレンスで紐解きながら,世代や経験の垣根を越えて,共に学び合い,次のケアに活かし,看護師として成長してほしいと,私たち(ゆうがや会)は願っています.
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