連載 ドキュメンタリー・日本の助産婦連載・9
後進の育成に情熱をかたむける—神奈川県立衛生短大・藤田八千代さん
落合 英秋
pp.48-53
発行日 1973年4月1日
Published Date 1973/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204509
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42歳で初出産
この道26年というベテランの藤田八千代さんは,昭和22年に助産婦となってから病院勤務がほとんどで,地域助産婦としての仕事の経験はない。
現在は,神奈川県立衛生短期大学の助教授として,看護学生に「母子看護学」を教えている。いわば,後進の指導に命を捧げているのだが,臨床助産婦として経験の豊富な藤田さんが,これまでの経験をおおいにいかし,実証して,わが意を得たりの満足と,今後に対する自信をなおいっそう強くもつこととなったのには,深い理由があった。
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