連載 うまくいく! 外来がん看護面談 ~限られた時間内で最大限のコミュニケーションを~【2】
振り返りシートを活用しよう ~有効な面談記録とは~
光行 多佳子
1
,
山本 陽子
2
,
安藤 詳子
3
Takako MITSUYUKI
1
,
Yoko YAMAMOTO
2
,
Shoko ANDO
3
1名古屋大学大学院医学系研究科看護学専攻博士後期課程
2名古屋大学医学部附属病院/がん看護専門看護師
3名古屋大学大学院医学系研究科看護学専攻
pp.273-276
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango25_273
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はじめに
外来がん看護面談を円滑に効果的に進行するために,本稿の第1回では「外来がん看護面談のてびき」1)を提案した.本てびきは,国立がん研究センターがん対策情報センター編『がんになったら手にとるガイド』2)を活用しており,診断早期のがん患者や家族にかかわる看護面談において緩和ケアを導入することを意図している.引き続き,第2回は看護師が面談を振り返って評価する「外来がん看護面談の振り返りシート」を提示し,面談の記録を取り上げる.30~60分程度になる対話の記録をどのように記録するとよいだろうか.ここで紹介する記録の例は,面談内容の要点を絞って整理する「面談におけるポイントメモ」である.
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