Japanese
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特集 食道胃接合部癌 私はこう治療する!
II. 食道胃接合部癌に対する下部食道噴門側胃切除術後の再建術式
3.その他の食道残胃吻合(サーキュラーステープラを用いた場合)
Proximal gastrectomy:esophagogastrostomy with the posterolateral fundoplication
會澤 雅樹
1
,
藪崎 裕
1
,
青木 真
1
,
福田 進太郎
1
,
番場 竹生
1
,
中川 悟
1
M. Aizawa
1
,
H. Yabusaki
1
,
M. Aoki
1
,
S. Fukuda
1
,
T. Bamba
1
,
S. Nakagawa
1
1新潟県立がんセンター新潟病院消化器外科
キーワード:
噴門側胃切除
,
食道残胃吻合
,
低侵襲手術
,
逆流防止処置
,
術後QOL
Keyword:
噴門側胃切除
,
食道残胃吻合
,
低侵襲手術
,
逆流防止処置
,
術後QOL
pp.59-64
発行日 2025年1月1日
Published Date 2025/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka87_59
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食道胃接合部癌に対する根治切除では,低侵襲手術アプローチでの噴門側胃切除が普及している.食道残胃吻合は主要な再建法で,術後逆流の防止処置とともに,体腔内操作としての手技の簡便性が重要である.当科ではサーキュラーステープラを用いた食道残胃吻合後に半周噴門形成術を付加しており,再建手技を解説する.本術式は手縫い縫合を伴う再建法よりも簡易で,縫合不全を認めず,確実な逆流防止効果が担保される.
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