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特集 消化器外科手術 術中・術後トラブルシューティング 私ならこうする！
I. 食道
7．術後膜様部穿孔をどのようにリカバリーするか？
How to manage post-operative tracheobronchial fistula
木村 和恵
1
,
古賀 直道
1
,
森田 勝
1
,
藤 也寸志
1
Y. Kimura
1
,
N. Koga
1
,
M. Morita
1
,
Y. Toh
1
1国立病院機構九州がんセンター
キーワード：
食道切除後
,
気管膜様部穿孔
,
気管膜様部損傷
,
筋弁
Keyword:
食道切除後
,
気管膜様部穿孔
,
気管膜様部損傷
,
筋弁
pp.431-436
発行日 2025年4月10日
Published Date 2025/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka87_431
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要旨
・気管膜様部穿孔：食道癌術後に発生する気管膜様部穿孔はまれであり，術中損傷や術後縫合不全が主な原因．
・迅速な診断の重要性：発生時には生命を脅かす重篤な合併症となるため，早期診断が必要．
・治療方針：軽度の場合は保存的治療も可能であるが，改善がみられなければすぐに外科的介入を行う．重篤な炎症波及がある場合は筋弁を用いた修復術が有効．
・術中・術後管理：術中の手技の工夫や術後の慎重な呼吸管理が重要．
© Nankodo Co., Ltd., 2025
