Japanese
English
特集 移植医療2021
I. 肝
2.生体肝移植ドナーにかかわる諸問題
Issues regarding living liver graft donors
徳光 幸生
1
,
新藤 芳太郎
1
,
松井 洋人
1
,
松隈 聰
1
,
中島 正夫
1
,
飯田 通久
1
,
吉田 晋
1
,
鈴木 伸明
1
,
武田 茂
1
,
永野 浩昭
1
Y. Tokumitsu
1
,
Y. Shindo
1
,
H. Matsui
1
,
S. Matsukuma
1
,
M. Nakajima
1
,
M. Iida
1
,
S. Yoshida
1
,
N. Suzuki
1
,
S. Takeda
1
,
H. Nagano
1
1山口大学消化器・腫瘍外科
キーワード:
生体肝移植ドナー
,
合併症
,
QOL
,
心理社会的評価
Keyword:
生体肝移植ドナー
,
合併症
,
QOL
,
心理社会的評価
pp.109-113
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_109
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本邦で生体肝移植が開始されてから約30年が経過した.レシピエントの治療成績は安定し現在では確立した治療として認知され,2018年末までに累計9,000例を超える生体肝移植が施行されている.一方でドナーにおいては,一定の確率で合併症が発生していることに加え国内外で死亡例が報告されている.また,ドナーの長期的な生活の質(QOL)に関する問題も非常に重要である.本稿ではこれらの背景をふまえて本邦での成人生体肝移植ドナーに関する諸問題について概説する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021