書評
内視鏡下縫合・結紮手技トレーニング[Web動画付](改訂第2版)
衛藤 剛
1
1大分大学グローカル感染症研究センター/医学部附属病院
pp.766
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_766
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- 文献概要
内視鏡外科手術が本邦に導入されてから35年近く経ち,医療機器のめざましい進歩と外科医のたゆまぬ研鑽により,内視鏡手術は今やさまざまな外科領域において日常診療となっている.安全な手術を患者に提供することは外科医のもっとも重要な使命であり,そのための努力を惜しんではならない.手術手技の上達を目的とした手術書はこれまで多く世に出ており,また新型コロナウイルス感染症の流行期を境にオンラインでの手術手技勉強会が今では日常となっている.そのような中で,日本内視鏡外科学会(JSES)教育委員会の監修,そして黒川良望先生,笠間和典先生,内藤剛先生の編集のもと本書は出版された.本書は外科手術の基本要素の一つである結紮・縫合に特化した手術書であり,これまでJSES教育委員会が主催した内視鏡下縫合・結紮手技講習会における丁寧な直接指導のエッセンスが凝集されている.
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