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English
特集 めざせ外科専門医! これだけは押さえておこう 一般・消化器外科の手術の基本(1)
3.消化器外科における血管再建術
Vascular reconstruction in gastrointestinal surgery
早阪 誠
1
,
金子 順一
1
,
西岡 裕次郎
1
,
宮田 明典
1
,
市田 晃彦
1
,
河口 義邦
1
,
赤松 延久
1
,
長谷川 潔
1
M. Hayasaka
1
,
J. Kaneko
1
,
Y. Nishioka
1
,
A. Miyata
1
,
A. Ichida
1
,
Y. Kawaguchi
1
,
N. Akamatsu
1
,
K. Hasegawa
1
1東京大学肝胆膵外科・人工臓器移植外科
キーワード:
血管合併切除
,
血管再建
,
肝静脈
,
門脈
Keyword:
血管合併切除
,
血管再建
,
肝静脈
,
門脈
pp.775-781
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_775
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消化器外科領域における血管再建術の多くは門脈,上腸間膜静脈再建である.腫瘍の浸潤による計画的な切除再建や,非計画的に切除した場合の確実なリカバリーショットとしての再建がある.静脈への腫瘍浸潤部とその遠位と近位の非浸潤部を十分に剝離しテーピングし,静脈は全層一層で内膜同士を接着させ外翻し縫合する.血行遮断時間を最小化し,吻合に使用する自家静脈などを事前に準備し,再建後は超音波検査で血流を確認する.
© Nankodo Co., Ltd., 2024