Japanese
English
手術手技
単孔式内視鏡下手術での体腔内結紮手技―コンバインド法における結紮手技の詳細
Intra-corporeal ligation technique at single port access laparoscopic surgery
宮川 雄輔
1
,
北原 弘恵
1
,
唐澤 幸彦
1
,
森川 明男
2
,
織井 崇
1
,
林 賢
2
Yusuke MIYAGAWA
1
1昭和伊南総合病院外科
2長野市民病院外科
キーワード:
単孔式腹腔鏡下手術
,
コンバインド法
,
結紮手技
Keyword:
単孔式腹腔鏡下手術
,
コンバインド法
,
結紮手技
pp.505-510
発行日 2014年4月20日
Published Date 2014/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407105027
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要旨
[目的]単孔式腹腔鏡下手術では鉗子の操作制限により結紮手技は難度の高いものとされ,特に鉗子が交差するセッティングでの結紮は困難とされてきた.当科ではコンバインド法での体内結紮法について工夫を行った.[方法]右手に持針器,左手に屈曲鉗子を持ち,左手鉗子で糸を把持し,右手持針器のjawを開いて糸を巻き取る方法で結紮操作を行う.左手屈曲鉗子の屈曲の手前側ですべての操作を行うことで,結紮操作を容易にすることが可能であった.[結論]従来の3ポート法での体内結紮と同様の時間で,コンバインド法での体内結紮を施行することが可能であった.可変式屈曲鉗子以外,特殊な手術器械を用いる必要はなく,有用な方法であると考えられる.
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