Japanese
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特集 便失禁の診断と治療update
II. 各論
10.便失禁の治療―肛門括約筋修復/形成手術
Treatment for fecal incontinence:anal sphincter repair/sphincteroplasty
高橋 知子
1
T. Takahashi
1
1亀田総合病院消化器外科
キーワード:
肛門括約筋修復術
,
肛門括約筋形成手術
,
分娩時肛門括約筋損傷
,
肛門管超音波検査
Keyword:
肛門括約筋修復術
,
肛門括約筋形成手術
,
分娩時肛門括約筋損傷
,
肛門管超音波検査
pp.723-728
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_723
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肛門括約筋修復術/形成術とは,分娩外傷などで断裂した肛門括約筋組織を縫合する術式である.外傷直後に修復される場合を肛門括約筋修復術,分娩より時間が経過し修復される場合を肛門括約筋形成術と称する.肛門括約筋修復術は,十分な術野や器械準備のため手術室で行うことが推奨される.肛門括約筋修復術では,術前に肛門管超音波検査で筋肉断端の位置を評価することが有用である.
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