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直腸脱に対する会陰式肛門管形成手術 内肛門括約筋後方形成手術
大見 良裕
1
,
大見 琢磨
,
大見 究磨
1大見クリニック
キーワード:
会陰
,
肛門部
,
再発
,
術後管理
,
直腸脱
,
縫合法
,
重症度指標
Keyword:
Anal Canal
,
Perineum
,
Postoperative Care
,
Suture Techniques
,
Rectal Prolapse
,
Recurrence
,
Severity of Illness Index
pp.601-606
発行日 2014年6月1日
Published Date 2014/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014215141
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内肛門括約筋後方形成手術は会陰式の手術方法であり,Thiersch法の改良型である.この術式の要点は,弛んだ肛門管の後壁側の内肛門括約筋を肛門管内腔側に粘膜とともに大きく翻転させて,肛門管の内腔を狭くして,かつ肛門管後壁の位置を腹側に偏位させることにある.また,その補強として恥骨直腸筋,浅・外肛門括約筋などを寄せて縫合する.
©Nankodo Co., Ltd., 2014