Japanese
English
特集 便失禁の診断と治療update
II. 各論
7.便失禁の治療―バイオフィードバック療法
Treatment for fecal incontinence:biofeedback therapy
榊原 優香
1
,
野明 俊裕
1
,
荒木 靖三
1
,
玉置 裕香
1
,
白水 良征
1
,
丸屋 安広
1
,
石橋 英樹
1
,
大宮 俊啓
1
,
入江 朋子
1
Y. Sakakibara
1
,
T. Noake
1
,
Y. Araki
1
,
Y. Tamaoki
1
,
Y. Shirouzu
1
,
Y. Maruya
1
,
H. Ishibashi
1
,
T. Ohmiya
1
,
T. Irie
1
1くるめ病院
キーワード:
便失禁
,
バイオフィードバック
,
骨盤底筋体操
Keyword:
便失禁
,
バイオフィードバック
,
骨盤底筋体操
pp.701-706
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_701
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便失禁は併存疾患などに付随して起こる症状の一つでもあるが,加齢につれて基礎疾患がなくても増加する.便失禁は意思と関係なく便が漏れるため,日常の生活を制限させることで,生活の質(QOL)の低下,社会的孤立を引き起こすこともある.本邦では2017年に「便失禁ガイドライン」が発行され,診断および治療が示された.本稿では,治療法のバイオフィードバックに関してガイドラインに則して当院の治療の紹介も含め概説していく.
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