Japanese
English
特集 便失禁の診断と治療update
II. 各論
8.便失禁の治療―逆行性洗腸療法
Transanal irrigation for fecal incontinence
甲田 貴丸
1
,
船橋 公彦
2
T. Kouda
1
,
K. Funahashi
2
1医療法人社団甲藍会甲田医院/東邦大学医療センター大森病院消化器センター外科
2東邦大学医療センター大森病院消化器センター外科
キーワード:
経肛門的洗腸療法
,
transanal irrigation
,
逆行性洗腸療法
,
灌注排便法
Keyword:
経肛門的洗腸療法
,
transanal irrigation
,
逆行性洗腸療法
,
灌注排便法
pp.707-712
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_707
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経肛門的洗腸療法(transanal irrigation:TAI)は定期的に肛門から微温湯を注入することで直腸~左結腸を空虚化する治療である.患者自身で排便時間,場所をコントロールすることができ,生活の質(QOL)の改善が期待できる.TAIを安全に実施し,その効果を最大に引き出すためにはTAIの適応および指導管理に関する指針に従った適応と禁忌の確認,また導入後も医療従事者による継続的な評価が必要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2024