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特集 外科修練医必携 これだけは押さえておきたい外科日常診療の基礎
V. 終末期医療の基礎と実際
1. 疼痛管理
1)薬物療法
Pharmacological management of cancer pain
中村 陽一
1
Y. Nakamura
1
1東邦大学医療センター大森病院緩和ケアセンター
キーワード:
WHOがん疼痛治療法
,
オピオイド鎮痛薬
,
非オピオイド鎮痛薬
Keyword:
WHOがん疼痛治療法
,
オピオイド鎮痛薬
,
非オピオイド鎮痛薬
pp.631-635
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_631
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要旨
・鎮痛薬投与は「経口で」,「時間を決めて」,「患者ごとに」,「そのうえで細かい配慮を」の4原則で行う
・患者の痛みの種類,重症度に応じて,適切な種類の鎮痛薬で治療を開始すべきである.
・非オピオイド鎮痛薬は中等度,高度の痛みに対しては単独で用いるべきではない.
・患者の痛みが高度な場合には,オピオイド鎮痛薬とacetaminophenや非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)との併用から開始すべきである.
© Nankodo Co., Ltd., 2024