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特集 外科修練医必携 これだけは押さえておきたい外科日常診療の基礎
IV. 手術以外の癌診療
3. ゲノム医療の基礎
3. ゲノム医療の基礎
The basics of genomic medicine
山口 達郎
1
,
川合 一茂
1
,
高雄 美里
1
,
有賀 智之
1
T. Yamaguchi
1
,
K. Kawai
1
,
M. Takao
1
,
T. Aruga
1
1がん・感染症センター都立駒込病院
キーワード:
がんゲノム医療
,
がん遺伝子パネル検査
,
エキスパートパネル
,
生殖細胞系列所見
Keyword:
がんゲノム医療
,
がん遺伝子パネル検査
,
エキスパートパネル
,
生殖細胞系列所見
pp.623-630
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_623
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要旨
・がん遺伝子パネル検査の対象者は,①標準治療がない固形癌患者,②局所進行もしくは転移が認められ標準治療が終了となった固形癌患者(終了が見込まれる者を含む)である.
・がん遺伝子パネル検査のタイミングは,医学的判断に基づき主治医が標準治療の終了が見込まれると判断したときである.
・およそ45%の患者にゲノム異常に基づいた治療法が提案されるが,到達率は10%までである.
・がん遺伝子パネル検査を受ける患者の機会は適切に提供すべきである.
© Nankodo Co., Ltd., 2024