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特集 外科修練医必携 これだけは押さえておきたい外科日常診療の基礎
II. 腹部救急の診断・治療
1. 外傷
2)腹部 ①肝臓・膵臓・十二指腸損傷
Treatment strategies for liver, pancreas, and duodenal injuries
前田 徹也
1
,
大塚 由一郎
1
T. Maeda
1
,
Y. Otsuka
1
1東邦大学一般・消化器外科
キーワード:
肝損傷
,
膵損傷
,
十二指腸損傷
Keyword:
肝損傷
,
膵損傷
,
十二指腸損傷
pp.485-494
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_485
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要旨
・腹部外傷診療では損傷部位やショックの重症度をすみやかに認知し治療戦略を立てるが,循環動態の変化があればその都度治療戦略の修正を図る.
・肝損傷では出血のコントロールが最優先であり,循環動態の不安定例は緊急開腹を行い止血する.
・膵損傷では,循環動態の不安定例や主膵管損傷例は手術加療を選択する.
・十二指腸損傷では,循環動態の不安定例や穿孔例は手術加療を選択する.
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