Japanese
English
特集 外科修練医必携 これだけは押さえておきたい外科日常診療の基礎
II. 腹部救急の診断・治療
1. 外傷
1)胸部
Thoracic trauma
浦本 秀隆
1
H. Uramoto
1
1金沢医科大学呼吸器外科
キーワード:
胸部外傷
,
肺損傷
,
気管
,
気管支損傷
Keyword:
胸部外傷
,
肺損傷
,
気管
,
気管支損傷
pp.478-484
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_478
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨
・肺損傷は鈍的外傷による肺挫傷と穿通性外傷である肺裂傷に大別される.
・呼吸状態の悪化を認めた場合は気管挿管による人工呼吸器管理とする.
・気管,気管支損傷の特徴は出血による窒息であり,大量の気胸が続く場合は中枢の気道損傷を疑う.
・手術が選択された場合は,術前に治療ターゲットを絞り込み,アプローチと体位を決定する.
© Nankodo Co., Ltd., 2024