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特集 直腸癌術後の排便障害―低位前方切除後症候群(LARS)
II. 各論
5.LARSへの対応(保存的対応)
-1)食事療法・薬物療法
Dietary modification and medication for low anterior resection syndrome
錦織 英知
1
H. Nishigori
1
1えさか駅前にしごりおなかとおしりのクリニック
キーワード:
低位前方切除後症候群
,
直腸癌手術
,
食事療法
,
薬物療法
Keyword:
低位前方切除後症候群
,
直腸癌手術
,
食事療法
,
薬物療法
pp.999-1003
発行日 2023年8月1日
Published Date 2023/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_999
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低位前方切除後症候群(LARS)に対する治療アルゴリズムにおいて,食事・薬物療法は一般診療で施行可能なfirst line therapyと位置づけられている.しかしながら,LARSに対する有効性を示すエビデンスは乏しく,現状,便失禁診療における食事・薬物療法のエビデンスに基づいて臨床応用されていることが多い.本稿では,LARS診療において推奨される食事・薬物療法をその根拠となった文献とともに紹介する.
© Nankodo Co., Ltd., 2023