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特集 痔瘻を極める―この1冊で痔瘻のすべてがわかる
I. 総論
2.痔瘻の外科治療(開放術,括約筋温存術,seton法)―各種術式の適応とピットフォール
Surgical treatment for anal fistulas (laying open method, sphincter preserving method, seton procedure):indications and pitfalls of each technique
栗原 浩幸
1
,
金井 忠男
1
,
赤瀬 崇嘉
1
,
八木 貴博
1
,
藤井 頼孝
1
H. Kurihara
1
,
T. Kanai
1
,
T. Akase
1
,
T. Yagi
1
,
Y. Fujii
1
1所沢肛門病院
キーワード:
痔瘻の手術
,
適応
,
ピットフォール
,
機能温存
Keyword:
痔瘻の手術
,
適応
,
ピットフォール
,
機能温存
pp.669-675
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_669
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痔瘻の根治は手術による.手術は開放術,括約筋温存術,seton法の三つに分類できる.根治の原則は原発口,一次瘻管,原発巣を切除または開放することで,禁制保持の必要条件は恥骨直腸筋,原発口より頭側の内括約筋を温存することである.手術を行う際は根治性と機能温存(禁制保持),形態保持が求められる.それぞれの術式の特徴とピットフォールを知ることにより,痔瘻の型に応じて適切な手術を行うことができる.
© Nankodo Co., Ltd., 2023