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特集 痔瘻を極める―この1冊で痔瘻のすべてがわかる
I. 総論
1．肛門の解剖と痔瘻診療のポイント
Anatomy of anus and essentials of medical examination for anal fistula
宮島 伸宜
1
,
下島 裕寛
1
,
岡本 康介
1
,
深野 雅彦
1
,
河野 洋一
1
,
松村 奈緒美
1
,
紅谷 鮎美
1
,
彦坂 吉興
1
,
松島 小百合
1
,
酒井 悠
1
,
黒水 丈次
1
,
松島 誠
1
N. Miyajima
1
,
Y. Shimojima
1
,
K. Okamoto
1
,
M. Fukano
1
,
Y. Kono
1
,
N. Matsumura
1
,
A. Beniya
1
,
Y. Hikosaka
1
,
S. Matsushima
1
,
Y. Sakai
1
,
J. Kuromizu
1
,
M. Matsushima
1
1松島病院大腸肛門病センター
キーワード：
痔瘻
,
直腸肛門周囲膿瘍
,
解剖
,
組織間隙
Keyword:
痔瘻
,
直腸肛門周囲膿瘍
,
解剖
,
組織間隙
pp.663-668
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_663
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痔瘻と直腸肛門周囲膿瘍は肛門陰窩から侵入した細菌の感染により肛門周囲の筋組織，上皮組織やその周辺の軟部組織の間に存在する組織間隙に沿って発生する．痔瘻の正確な診断と適切な治療を行うためには型分類を把握し，肛門周囲の筋組織を含めた解剖を理解することが重要である．診察においては問診，視診および肛門指診を組み合わせることで膿瘍の形成部位や瘻管の走行を把握することがある程度可能となる．
© Nankodo Co., Ltd., 2023
