Japanese
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特集 外科手術と感染症
II. 各論
7. 整形外科
2)重症開放骨折における深部感染の治療戦略
Prophylactic treatment for deep infection after severe open fractures
長谷川 真之
1
M. Hasegawa
1
1湘南鎌倉総合病院外傷センター
キーワード:
重症開放骨折
,
高濃度抗菌薬局所投与
Keyword:
重症開放骨折
,
高濃度抗菌薬局所投与
pp.590-594
発行日 2023年4月25日
Published Date 2023/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_590
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重症開放骨折の治療は深部感染との戦いである.受傷時に過不足のないデブリードマンを行い,1週間以内に骨接合と軟部組織再建を実践するorthoplastic approachが原則である.しかしながら,理想的な治療を滞りなく施行しても深部感染は起こりうる.そのため,プラスアルファで,再建後の追加デブリードマンや皮弁下洗浄,死腔内の滲出液や血腫の貯留を予防すること,そして症例に応じて高濃度抗菌薬局所投与を適用することが決め手となる.
© Nankodo Co., Ltd., 2023