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特集 消化器外科医としてこれだけは押さえておきたい腹壁瘢痕ヘルニアの治療
I. 総論
1.腹壁瘢痕ヘルニアの予防と診断・分類
Incisional hernia:prevention, diagnosis and classification
蛭川 浩史
1
H. Hirukawa
1
1立川綜合病院外科
キーワード:
腹壁瘢痕ヘルニアの予防
,
腹壁瘢痕ヘルニアの診断
,
腹壁瘢痕ヘルニアの分類
,
腹壁瘢痕ヘルニアのgradingとstaging
Keyword:
腹壁瘢痕ヘルニアの予防
,
腹壁瘢痕ヘルニアの診断
,
腹壁瘢痕ヘルニアの分類
,
腹壁瘢痕ヘルニアのgradingとstaging
pp.1263-1273
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_1263
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腹壁瘢痕ヘルニアは開腹術後の2~33%に生じるとされ,もっとも多い合併症の一つである.術後早期から創縁の離開が始まり徐々に顕性化すると考えられており,その発症には周術期の要因の関与が大きい.このためその予防には,各々の症例の状態や併存疾患,リスクなどを把握し,適切に術式を選択することと,周到な周術期のマネージメントを行うことが重要である.本稿では,腹壁瘢痕ヘルニアの予防,診断,分類について述べる.
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