Japanese
English
症例
肥満減量手術後に発症したPetersenヘルニアの1例
A case of Petersen’s hernia after bariatric surgery
若尾 聖
1
,
杢野 泰司
1
,
松原 秀雄
1
,
宇治 誠人
1
,
三浦 泰智
1
,
川合 毅
1
K. Wakao
1
,
Y. Mokuno
1
,
H. Matsubara
1
,
M. Uji
1
,
Y. Miura
1
,
T. Kawai
1
1八千代病院外科
キーワード:
肥満減量手術
,
Roux-en Y胃バイパス術
,
Petersenヘルニア
Keyword:
肥満減量手術
,
Roux-en Y胃バイパス術
,
Petersenヘルニア
pp.1156-1160
発行日 2023年9月1日
Published Date 2023/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_1156
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Petersenヘルニアは,Roux-en Y再建後の挙上空腸と横行結腸間膜で形成されるPetersen間隙に小腸が嵌入して生じる内ヘルニアである.本邦では,胃癌などに対する胃全摘・胃切除術後に発生したPetersenヘルニアの報告例1,2)は散見されるが,肥満症に対する減量手術(bariatric surgery:BS)後の発生例は報告されていない.今回われわれは肥満症に対して腹腔鏡下でのRoux-en Y胃バイパス術(Roux-en Y gastric bypass:RYGB)を海外で施行され,その2年後に本邦でPetersenヘルニアを発症した1例を経験したので,若干の文献的考察とともに報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2023