Japanese
English
特集 ヘルニアに対する最新の外科治療
II. 鼠径部ヘルニア以外
2.内ヘルニアの治療と予防
Management and prevention of internal hernia
和田 則仁
1
N. Wada
1
1神戸大学医療創成工学
キーワード:
傍十二指腸ヘルニア
,
盲腸周囲ヘルニア
,
Winslow孔ヘルニア
,
Petersenヘルニア
Keyword:
傍十二指腸ヘルニア
,
盲腸周囲ヘルニア
,
Winslow孔ヘルニア
,
Petersenヘルニア
pp.1100-1103
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_1100
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内ヘルニアは体腔内の陥凹部,囊状部,裂孔などに腹腔内臓器が陥入したもので,ヘルニア門の解剖学的位置により分類される.多くは腸閉塞症状が認められ,腸管の血流障害により絞扼性腸閉塞にいたると重篤な転帰をたどる.治療の基本は手術で陥入した腸管を整復し,ヘルニア門を閉鎖もしくは開放することである.壊死腸管は切除を要する.すべての腹部手術において術中に認められた間隙は閉鎖するか開放することで医原性の内ヘルニアを予防することが求められる.
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