Japanese
English
特集 内視鏡手術からみえる新しい解剖学
III. 肝胆膵
12.ロボット支援胆道手術および腹腔鏡下胆道手術の経験から得られた肝十二指腸間膜の解剖
New anatomical findings of the hepatoduodenal ligament perceived in minimally invasive biliary surgery
森川 孝則
1
,
石田 晶玄
1
,
三浦 孝之
1
,
大塚 英郎
1
,
亀井 尚
1
,
海野 倫明
1
T. Morikawa
1
,
M. Ishida
1
,
T. Miura
1
,
H. Ohtsuka
1
,
T. Kamei
1
,
M. Unno
1
1東北大学消化器外科
キーワード:
腹腔鏡下手術
,
ロボット支援手術
,
先天性胆道拡張症
,
胆囊腫瘍
Keyword:
腹腔鏡下手術
,
ロボット支援手術
,
先天性胆道拡張症
,
胆囊腫瘍
pp.576-581
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_576
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肝十二指腸間膜は胆道手術の要諦であり,その理解は重要であるが,低侵襲手術独特の視野に慣れが必要である.また,解剖学的変異が多く,各術式で要点となる解剖が異なる.胆摘術は胆管・動脈の走行に,総胆管截石術は胆囊管の合流形態にも注意が必要である.先天性胆道拡張症手術は変異が多く,拡張胆管の影響も考慮しなければならない.近年,胆囊癌疑診例に対する手術も増えているが,さらなる症例集積がまたれる.
© Nankodo Co., Ltd., 2022