Japanese
English
特集 内視鏡手術からみえる新しい解剖学
III. 肝胆膵
11.腹腔鏡下胆摘において重要な解剖学的知見
Important anatomical findings in laparoscopic cholecystectomy
冲永 裕子
1
,
脊山 泰治
1
,
高尾 幹也
1
,
谷 圭吾
1
,
松村 優
1
H. Okinaga
1
,
Y. Seyama
1
,
M. Takao
1
,
K. Tani
1
,
M. Matsumura
1
1がん・感染症センター都立駒込病院肝胆膵外科
キーワード:
腹腔鏡下胆囊摘出術
,
body first approach
,
bailout手技
Keyword:
腹腔鏡下胆囊摘出術
,
body first approach
,
bailout手技
pp.569-575
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_569
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腹腔鏡下胆囊摘出術(LC)は胆囊良性疾患における標準術式として確立された手術手技である.鏡視下手術症例の蓄積の中で高度炎症例にも手術適応が拡大され,困難症例においても標準術式となった.一方で,日本内視鏡外科学会のアンケートでは胆道損傷の合併症は依然として発生率0.4~0.5%で推移し,克服されてはいない1).多様な解剖形態の理解に基づいた安全な手術施行の取り組みが肝要であり本稿で提示した.
© Nankodo Co., Ltd., 2022