Japanese
English
特集 内視鏡手術からみえる新しい解剖学
III. 肝胆膵
10.腹腔鏡の知見を応用した肝門部胆管癌手術(下大静脈周囲の処理)
Technique for isolation of the caudate lobe of the liver from the inferior vena cava by precise anatomy
阿部 雄太
1
,
中野 容
1
,
北郷 実
1
,
八木 洋
1
,
長谷川 康
1
,
北川 雄光
1
Y. Abe
1
,
Y. Nakano
1
,
M. Kitago
1
,
H. Yagi
1
,
Y. Hasegawa
1
,
Y. Kitagawa
1
1慶應義塾大学外科
キーワード:
胆管切除を伴う肝切除
,
尾状葉
,
肝脱転
Keyword:
胆管切除を伴う肝切除
,
尾状葉
,
肝脱転
pp.565-568
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_565
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肝門部胆管癌に対する根治術は開腹手術が主流であるが,腹腔鏡手術が定型化した再建を伴わない肝切除と手技に共通点があり,そこから得られる微細解剖情報を開腹(あるいは将来の腹腔鏡下)肝門部胆管癌手術に応用させることは十分に可能である.本稿では,肝門部胆管癌における大肝切除で必ず施行する手技である尾状葉の下大静脈からの剝離・脱転をテーマに,内視鏡手術および基礎肝臓解剖研究から得た知見を紹介する.
© Nankodo Co., Ltd., 2022