Japanese
English
症例
先天性胆道拡張症に合併した肝円索膿瘍の1例
A case of ligamentum teres hepatis abscess with congenital biliary dilatation
西村 星多郎
1
,
青木 秀樹
1
,
永久 成一
1
,
木村 裕司
1
,
内海 方嗣
1
,
田中屋 宏爾
1
S. Nishimura
1
,
H. Aoki
1
,
S. Nagahisa
1
,
Y. Kimura
1
,
M. Utsumi
1
,
K. Tanakaya
1
1岩国医療センター外科
キーワード:
肝円索膿瘍
,
胆管炎
,
先天性胆道拡張症
Keyword:
肝円索膿瘍
,
胆管炎
,
先天性胆道拡張症
pp.85-89
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_85
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はじめに 肝円索膿瘍は急性腹症として発症することのある疾患であるが,報告例が少なく不明な点が多い.報告例が少ないにもかかわらず乳幼児から高齢者までにみられ,機序に関連すると考えられる背景疾患も臍炎から胆管炎,膵炎と多岐に及ぶ.治療も保存的治療から外科的切除までみられる.今回,先天性胆道拡張症に内視鏡的逆行性胆管膵管造影(endoscopic retrograde cholagiopancreatography:ERCP)を行った後に肝円索膿瘍を合併した1例を経験したので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021