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特集 専門医必携 新外科手術書―新しい手術手技のエッセンス
VII. 肝胆膵
2.肝頭側(S7,S8)病変に対する腹腔鏡下切除術の手術手技
Surgical procedure for laparoscopic resection for hepatic upper lesions (S7, S8)
松島 英之
1
,
石崎 守彦
1
,
小坂 久
1
,
松井 康輔
1
,
関本 貢嗣
1
,
海堀 昌樹
1
H. Matsushima
1
,
M. Ishizaki
1
,
H. Kosaka
1
,
K. Matsui
1
,
M. Sekimoto
1
,
M. Kaibori
1
1関西医科大学外科学講座
キーワード:
腹腔鏡下肝切除
,
亜区域切除
,
肝頭側病変
Keyword:
腹腔鏡下肝切除
,
亜区域切除
,
肝頭側病変
pp.599-606
発行日 2021年4月10日
Published Date 2021/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_599
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肝S7,S8領域に病変を有する肝切除手術は開腹アプローチでさえ高い技術を要する.この領域に対する腹腔鏡下肝切除術は難易度の高い術式とされており1),亜区域切除となると定型化されているとはいいがたい.現在行われている系統的亜区域切除の術式は,①超音波下染色法により亜区域を同定後に切除する方法2),②肝切離を先行して肝内で標的Glisson鞘を確保する方法3),③肝門側からのGlisson鞘確保・一括処理4)があげられる.
© Nankodo Co., Ltd., 2021